ニワトリ
ニワトリ | |
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読み | にわとり |
英語表記 | chicken |
学名 | Gallus gallus domesticus |
ニワトリ(にわとり)は、キジ目(鶉鶏目)キジ科、ニワトリ属に属する鳥類である。祖先とされる野鶏は南アジアから東南アジアにかけて分布しているセキショクヤケイ、ハイイロヤケイ、セイロンヤケイ、アオエリヤケイの4種が知られ、セキショクヤケイのみ直接の祖先とする単元説とセキショクヤケイ、ハイイロヤケイ、セイロンヤケイ、アオエリヤケイの野鶏がかかわっているとする多元説がある。
日本への渡来経路を示す資料は見つかっていないが、3、4世紀ごろに渡来したと考えられる。4世紀終わりごろの古墳周縁から埴輪鶏や骨が出土している。 神聖な動物としての役割から農耕が進むにつれて農家の家畜となっていく。また、日本書紀および古事記に最も古い記述があり、長鳴鳥として登場したニワトリは夜明けの時を告げたり、太陽崇拝の象徴として扱われている。また、闘鶏で勝敗を決めることにより神意を探り、占う神事がおこなわれていた。ニワトリの古名として、カケ(鶏)、ニハツトリ(庭つ鳥)、イエツトリ(家つ鳥)がある。
ニワトリの生産物が注目されるようになったのは明治時代になってからである。現在、世界中に約300の品種が存在するとされている。卵用種、卵肉兼用種、肉用種、愛玩用種があり、日本では40数品種が作出されている。そのほとんどが愛玩用品種である。
家畜化の歴史
ニワトリの飼育はどこで、いつごろ始まったのかは、実はまだよくわかっていない。祖先とされる野鶏のいる東南アジアで、4000年前くらいではないかと推測される。ウシやヤギが食用を目的として家畜化が始まったのに対し、ニワトリは崇拝の象徴として家畜化されたと考えられている。その後、卵や肉といった食用への利用がはじまり、さらには羽根の美しさや独特な鳴き声などから、愛玩用種としても改良がすすめられた。
ニワトリの分類
用途による分類
卵用種、肉用種、卵肉兼用種、愛玩用種がある。
- 卵用種
白色レグホーン、黒色ミノルカなど。 - 肉用種
白色コーニッシュ、軍鶏など。 - 卵肉兼用種
プリマスロック、ロードアイランドレッド、ニューハンプシャー、名古屋コーチン、烏骨鶏など。 - 愛玩用種
矮鶏(チャボ)、尾長鶏(オナガドリ)、小国(ショウコク)、東天紅(トウテンコウ)、蓑曳(ミノヒキ)など。
鶏冠の種類
鶏冠には、さまざまな形状があり、単冠(single comb)、バラ冠(rose comb)、三枚冠(豆冠、マメ冠 pea comb)、クルミ冠(walnut comb)、花状冠(buttercup comb)のほかに、頭頂部に毛の生える毛冠(crest)がある。
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単冠
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バラ冠
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三枚冠
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クルミ冠
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花状冠
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毛冠
身体各部の名称(関連図)
外貌
消化器
雌性生殖器
骨格
鶏卵の内部構造
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日本畜産学会編. "ニワトリ - 畜産用語辞典." Internet: https://animalwiki.yokendo.com/index.php?curid=5938&oldid=12750, 2023-10-23 [2024-12-05]. |
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