品種名
品種名 | |
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読み | ひんしゅめい |
品種名(ひんしゅめい)は、畜産用語辞典では基本的に種を付けずに表記することにする。(例)ホルスタイン種→ホルスタイン。
品種は種の下位になり、動物分類学にはない区分で、あくまでも産業目的を持った分類のため。ただし黒毛和種のように品種名として種が入っているものは当然付ける、また文章中で「種」を付けないとわかりにくい場合(たとえば、名古屋の集団 → 名古屋種の集団)などは例外とする。
種を付けない理由としては、
- 英語の文章で品種を表す場合に「~種」に相当する英語はないので、少なくとも欧米品種に種を付ける必要はない。
- 品種と在来種をどう扱うかで、たとえば日本在来種である地鶏に種は付けないし、沖縄在来種のアグー種も不自然であるが、品種か在来種かが明確なものと不明確なものがあり(とくにアジアの家畜)、品種に付けて在来種に付けないとなると線引きが難しい。
- 理由は定かではないが、論文の審査員で種を削除しなさいという先生はいるが、逆はいない。
- 動物の分類学上、界-門- … -科-属-種、と最下位に種があるので、品種名に種を付けると、たとえば牛属ホルスタイン種のように分類学上の区分と混乱する。分類学上の「種」に相当するのは、牛属ではヨーロッパ家畜牛(いわゆる家畜のウシ)、アジア家畜牛(コブウシ)、ヤクなど、かなり大まかなものであり、品種とは異なる。
が挙げられる。
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日本畜産学会編. "品種名 - 畜産用語辞典." Internet: https://animalwiki.yokendo.com/index.php?curid=5526&oldid=7490, 2022-06-17 [2024-11-21]. |
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