フィチン
フィチン | |
---|---|
読み | ふぃちん |
英語表記 | phytin |
フィチン(ふぃちん)は、フィチン酸(イノシトールの6リン酸エステル)のカルシウムおよびマグネシウム塩で、植物組織におけるリン酸の貯蔵形態。特にぬか類に多い。フィチンリンはニワトリやブタなどでは利用性が劣るので、排泄物中のリン含量が増加し、河川や湖沼の富栄養化の原因となっている。そのため微生物由来のフィターゼを飼料に添加して消化管内でフィチンから無機リンを生成しリンの利用性を高め排泄量を減少させるようにしている。フィチンは消化管内で鉄や亜鉛と結合しやすいためこれらの金属の吸収を阻害する。反芻家畜ではルーメンに棲息する微生物が高いフィターゼ活性を持っているのでフィチン態のリンでもよく利用される。
このページを版も含めて参考文献として引用する場合は、 |
日本畜産学会編. "フィチン - 畜産用語辞典." Internet: https://animalwiki.yokendo.com/index.php?curid=1358&oldid=2059, 2021-05-13 [2024-11-22]. |
を使用してください[注 1]。 |
https://animalwiki.yokendo.com/wiki/フィチン |
のようにすると、内容が変更された場合など、正しくない引用となる可能性があるので注意してください。
|
営利目的での利用については転載許諾申請からお問い合わせください。
|
以下の条件に従ってください。
上記の条件に従う場合に限り、
|
このサイトのコンテンツは クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 のライセンスのもとに利用を許諾されています。 |