フィチン

提供:畜産用語辞典
2021年5月13日 (木) 15:01時点におけるJin.kato (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「{{辞書情報 | 用語 = フィチン | 読み = ふぃちん | 英語表記 = phytin }} '''フィチン'''(ふぃちん)は、フィチン酸(イノシト…」)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
フィチン
読み ふぃちん
英語表記 phytin

フィチン(ふぃちん)は、フィチン酸イノシトール6リン酸エステル)のカルシウムおよびマグネシウム塩で、植物組織におけるリン酸の貯蔵形態。特にぬか類に多い。フィチンリンニワトリブタなどでは利用性が劣るので、排泄物中のリン含量が増加し、河川や湖沼の富栄養化の原因となっている。そのため微生物由来のフィターゼを飼料に添加して消化管内でフィチンから無機リンを生成しリンの利用性を高め排泄量を減少させるようにしている。フィチンは消化管内で亜鉛と結合しやすいためこれらの金属の吸収を阻害する。反芻家畜ではルーメンに棲息する微生物が高いフィターゼ活性を持っているのでフィチン態リンでもよく利用される。

このページを版も含めて参考文献として引用する場合は、
日本畜産学会編. "フィチン - 畜産用語辞典." Internet: https://animalwiki.yokendo.com/index.php?curid=1358&oldid=2059, 2021-05-13 [2024-11-22].
を使用してください[注 1]
https://animalwiki.yokendo.com/wiki/フィチン
のようにすると、内容が変更された場合など、正しくない引用となる可能性があるので注意してください。


  1. 一例として、IEEE Citation Style GuideWorld Wide Web 形式
    Author(s). "Title." Internet: complete URL, date updated [date accessed].
    著者. "タイトル." インターネット: 完全URL, 更新日 [アクセス日].
    で記述してあります。
営利目的での利用については転載許諾申請からお問い合わせください。

以下の条件に従ってください。

  • 表示 — 適切なクレジットを表示するか、ライセンスへのリンクを提供し、変更があったらその旨を示さなければなりません。これらは合理的であればどのような方法で行っても構いません。
  • 非営利 — 営利目的でこの資料を利用してはなりません。
  • 継承 — もしこの資料を利用したり、改変したり、加工したりした場合には、あなたはあなたの貢献部分を元の作品と同じ条件で頒布しなければなりません。

上記の条件に従う場合に限り、

  • 共有 — どのようなメディアやフォーマットでも資料を複製したり、再配布したりできます。
  • 翻案 — この資料を利用したり、改変したり、別の作品のベースにしたりできます。

このサイトのコンテンツは クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 のライセンスのもとに利用を許諾されています。