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「絨毛膜」の版間の差分

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Jin.kato (トーク | 投稿記録)
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| 英語表記 = chorion
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'''絨毛膜'''(じゅうもうまく)は、[[妊娠]]した動物の[[子宮]]と[[胎子]]を連結する[[組織]]の一部で胎子の[[栄養]]の[[吸収]]、老廃物の排泄、[[ガス交換]]を行う。[[脈絡膜]]、[[胎膜]]の最も外側に位置する。[[胚]]の外表面を包む[[栄養膜]]が増殖して一次[[絨毛]]を形成する。栄養膜の内層には裏づけとして[[胚外中胚葉]][[壁側板]]が密着しているが、やがて[[血管]]を伴って二次絨毛となる。これらの絨毛が出現した栄養膜を絨毛膜という。絨毛膜と[[子宮内膜]]との接触の様式は2つあり、子宮内膜表面の小窩(微小なくぼみ)と絨毛とが接触するものと、子宮粘膜表面に[[脱落膜]]を形成し、その中に絨毛が入り込むものがある。[[ウシ]]、[[ウマ]]、[[ブタ]]、[[ヒツジ]]、[[ヤギ]]などは前者に、[[イヌ]]、[[ネコ]]、ヒトなどは後者に属する。
'''絨毛膜'''(じゅうもうまく)は、[[妊娠]]した動物の[[子宮]]と[[胎子]]を連結する組織の一部で胎子の栄養の[[吸収]]、老廃物の排泄、ガス交換を行う。脈絡膜、[[胎膜]]の最も外側に位置する。[[胚]]の外表面を包む栄養膜が増殖して一次絨毛を形成する。栄養膜の内層には裏づけとして胚外中胚葉壁側板が密着しているが、やがて血管を伴って二次絨毛となる。これらの絨毛が出現した栄養膜を絨毛膜という。絨毛膜と[[子宮内膜]]との接触の様式は2つあり、子宮内膜表面の小窩(微小なくぼみ)と絨毛とが接触するものと、子宮粘膜表面に[[脱落膜]]を形成し、その中に絨毛が入り込むものがある。[[ウシ]]、[[ウマ]]、[[ブタ]]、[[ヒツジ]]、[[ヤギ]]などは前者に、イヌ、ネコ、ヒトなどは後者に属する。


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[[Category:し|しゅうもうまく じゅうもうまく]]
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