遺伝子量補償
(ライオン仮説から転送)
遺伝子量補償 | |
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読み | いでんしりょうほしょう |
英語表記 | gene dosage compensation |
参照 | 性クロマチン |
遺伝子量補償(いでんしりょうほしょう)は、性染色体連鎖遺伝子により支配されている形質が、性染色体を2本もつ性と1本の性とでまったく同様、あるいは区別できない程度に発現し、遺伝子量効果が表面にでない現象のこと。
哺乳類では、雌が2本のX染色体の中1本が異質染色質となり不活性化して、雌雄とも1本のX染色体が活性を示している。不活性化したX染色体は、異常凝縮(heteropycnosis)して、間期の細胞核に接する小体(性クロマチン)を形成するので、それを指標として性チェックができる。
この現象は、雌におけるX染色体不活性化現象を説明したLyon(1961)に因んで、これをライオン仮説(Lyon hypothesis)、不活性化をライオナイゼーション(Lyonization)ともいう。
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日本畜産学会編. "遺伝子量補償 - 畜産用語辞典." Internet: https://animalwiki.yokendo.com/index.php?curid=2446&oldid=10840, 2022-09-27 [2024-12-21]. |
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