ゲノムインプリンティング
ゲノムインプリンティング | |
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読み | げのむいんぷりんてぃんぐ |
英語表記 | genomic imprinting |
ゲノムインプリンティング(げのむいんぷりんてぃんぐ)は、遺伝的刷り込みとも称される。ゲノムの塩基配列には変化はなく、遺伝子の後天的修飾によるいわゆるエピジェネティックな現象である.一般に哺乳類は父親と母親から同じ遺伝子を2つ(性染色体の場合は1つ)受け継ぐが、いくつかの遺伝子については片方の親から受け継いだ遺伝子のみが発現することが知られている。父親由来のものはpaternal expressed gene、母親由来のものはmaternal expressed geneと定義される。これらの遺伝子には「目印」(=ゲノミックインプリント)が付いており、DNAのメチル化(遺伝子のメチル化)によるものである。この「目印」を付けるのは生殖細胞の分化過程で、雄の場合は胎生期後期(第一減数分裂前期の精母細胞)に、雌の場合は出生前後(第一減数分裂前期ではあるが雄より少し遅れて成長期の卵母細胞)に起こる。刷り込みの消去は胚発生の間に始原生殖細胞中で起こる。このように遺伝子が両親のどちらからもらったか覚えていることをゲノムインプリンティングという。
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日本畜産学会編. "ゲノムインプリンティング - 畜産用語辞典." Internet: https://animalwiki.yokendo.com/index.php?curid=1325&oldid=10186, 2022-09-26 [2024-10-31]. |
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