促通拡散
促通拡散 | |
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読み | そくつうかくさん |
英語表記 | facilitated diffusion |
促通拡散(そくつうかくさん)は、促進拡散ともいう。リン脂質二重層である細胞膜は水や尿素などの小さい極性(分子または化学結合において、正負の電荷の分布が不均等であること)分子と脂溶性物質しか通過できないため、細胞膜にはこれら以外の物質の通過を媒介する細胞膜貫通蛋白質のチャネル(経路)あるいは担体(種々の物質と結合し輸送する物質)が存在している。担体を介して物質が拡散する場合を促通拡散と呼ぶ。イオンや単糖、アミノ酸、ヌクレオシドとそれらの重合体(複数のモノマー(単量体)が重合する(結合して鎖状や網状になる)ことによってできた化合物のこと)である多糖(グリコシド結合によって単糖分子が多数重合した物質の総称)、蛋白質、核酸など、ほとんどの生化学物質の拡散は促通拡散である。促通拡散自体はエネルギーを必要としない受動輸送であり、電気化学的ポテンシャル勾配に従って移動し、この差が無くなれば止まる。
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日本畜産学会編. "促通拡散 - 畜産用語辞典." Internet: https://animalwiki.yokendo.com/index.php?curid=4297&oldid=5699, 2022-05-12 [2024-11-21]. |
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