「遺伝的改良量」の版間の差分

提供:畜産用語辞典
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2023年10月11日 (水) 09:21時点における最新版

遺伝的改良量
読み いでんてきかいりょうりょう
英語表記 genetic gain
参照 選抜反応

遺伝的改良量(いでんてきかいりょうりょう)は、選抜によってもたらされる集団平均の変化の量で、育種の効率の指標となる。

\[ \text{世代あたりの遺伝的改良量} = \text{選抜強度}\times\text{遺伝標準偏差}\times\text{選抜の正確度} \]

  • 選抜強度:標準選抜差のこと。候補畜と選抜牛の割合(選抜率)によって決まるが、選抜率が小さいほど標準選抜差は大きくなる。
  • 遺伝標準偏差:集団の遺伝的なばらつきをあらわし、基礎集団を構築した段階で決まる。集団の大きさが有限であれば、世代とともに小さくなるがその程度は集団の有効な大きさに依存する。
  • 選抜の正確度:選抜に用いる情報と候補畜の育種価との相関を表し、遺伝率と選抜に用いる情報の種類・量の関数により予測され、年あたりの遺伝的改良量はこれを平均世代間隔で除して求める。
このページを版も含めて参考文献として引用する場合は、
日本畜産学会編. "遺伝的改良量 - 畜産用語辞典." Internet: https://animalwiki.yokendo.com/index.php?curid=2448&oldid=12728, 2023-10-11 [2024-11-23].
を使用してください[注 1]
https://animalwiki.yokendo.com/wiki/遺伝的改良量
のようにすると、内容が変更された場合など、正しくない引用となる可能性があるので注意してください。


  1. 一例として、IEEE Citation Style GuideWorld Wide Web 形式
    Author(s). "Title." Internet: complete URL, date updated [date accessed].
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    で記述してあります。
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