「卵管峡部」の版間の差分

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'''卵管峡部'''(らんかんきょうぶ)は、
1)'''[[哺乳類]]''':[[卵管膨大部]]と[[子宮]]に挟まれた部分を指し、卵管膨大部に比べて細く硬い。[[卵管]]の子宮側末端部は、[[反芻類]]や[[ブタ]]では再び少し太くなり、明らかな境界なしに[[子宮角]]にロート状に開くが、[[ウマ]]や[[イヌ]]では卵管が細いまま子宮角内に小乳頭状に突出し、先端の細い[[卵管子宮口]]が子宮内腔に開く。
# 哺乳類:[[卵管膨大部]]と[[子宮]]に挟まれた部分を指し、卵管膨大部に比べて細く硬い。[[卵管]]の子宮側末端部は、反芻類や[[ブタ]]では再び少し太くなり、明らかな境界なしに[[子宮角]]にロート状に開くが、[[ウマ]]やイヌでは卵管が細いまま子宮角内に小乳頭状に突出し、先端の細い卵管子宮口が子宮内腔に開く。
 
# 鳥類:卵管の[[卵白分泌部]]と[[卵殻腺部]]との間に位置し、[[卵殻膜]]形成の機能をもつ。[[粘膜]]の色調によって肉眼的に近位部と遠位部に区別できる。近位部の粘膜は白色を呈しており、卵殻膜の形成をおこなう。遠位部の粘膜は茶褐色で卵殻腺部と類似しており、峡卵殻腺結合部ともよばれ、[[卵殻]]形成の一部を担っている。
2)'''[[鳥類]]''':卵管の[[卵白分泌部]]と[[卵殻腺部]]との間に位置し、[[卵殻膜]]形成の機能をもつ。[[粘膜]]の色調によって肉眼的に近位部と遠位部に区別できる。近位部の粘膜は白色を呈しており、卵殻膜の形成をおこなう。遠位部の粘膜は茶褐色で卵殻腺部と類似しており、[[峡卵殻腺結合部]]ともよばれ、[[卵殻]]形成の一部を担っている。


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[[Category:ら|らんかんきょうぶ]]
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2023年3月31日 (金) 15:50時点における最新版

卵管峡部
読み らんかんきょうぶ
英語表記 isthmus of oviduct,
isthmus of uterine tube,
isthmus of Fallopian tube

卵管峡部(らんかんきょうぶ)は、

  1. 哺乳類:卵管膨大部子宮に挟まれた部分を指し、卵管膨大部に比べて細く硬い。卵管の子宮側末端部は、反芻類やブタでは再び少し太くなり、明らかな境界なしに子宮角にロート状に開くが、ウマやイヌでは卵管が細いまま子宮角内に小乳頭状に突出し、先端の細い卵管子宮口が子宮内腔に開く。
  2. 鳥類:卵管の卵白分泌部卵殻腺部との間に位置し、卵殻膜形成の機能をもつ。粘膜の色調によって肉眼的に近位部と遠位部に区別できる。近位部の粘膜は白色を呈しており、卵殻膜の形成をおこなう。遠位部の粘膜は茶褐色で卵殻腺部と類似しており、峡卵殻腺結合部ともよばれ、卵殻形成の一部を担っている。
このページを版も含めて参考文献として引用する場合は、
日本畜産学会編. "卵管峡部 - 畜産用語辞典." Internet: https://animalwiki.yokendo.com/index.php?curid=1605&oldid=12695, 2023-03-31 [2024-11-22].
を使用してください[注 1]
https://animalwiki.yokendo.com/wiki/卵管峡部
のようにすると、内容が変更された場合など、正しくない引用となる可能性があるので注意してください。


  1. 一例として、IEEE Citation Style GuideWorld Wide Web 形式
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