「可消化養分総量」の版間の差分

提供:畜産用語辞典
Jin.kato (トーク | 投稿記録)
編集の要約なし
 
編集の要約なし
 
5行目: 5行目:
| 英略字 = TDN
| 英略字 = TDN
}}
}}
'''可消化養分総量'''(かしょうかようぶんそうりょう)は、[[飼料]]の[[エネルギー価]]を示す単位の1つである。飼料の一般成分([[蛋白質]]、[[粗脂肪]]、[[粗繊維]]、[[可溶無窒素物]])の[[消化率]]をまず[[消化試験]]によって求める。次に消化率を成分含量に乗じて[[可消化成分]]含量をそれぞれの成分について求める。<br>
'''可消化養分総量'''(かしょうかようぶんそうりょう)は、[[飼料]]の[[エネルギー価]]を示す単位の1つである。飼料の一般成分([[蛋白質]]、[[粗脂肪]]、[[粗繊維]]、[[可溶無窒素物]])の[[消化率]]をまず[[消化試験]]によって求める。次に消化率を成分含量に乗じて[[可消化成分]]含量をそれぞれの成分について求める。
次式によって計算する。<br>


<math>\mathrm{TDN} =\text{可 消 化 蛋 白 質 }+(\text{可 消 化 粗 脂 肪 }\times2.25)+\text{可 消 化 粗 繊 維 }+\text{可 消 化 可 溶 無 窒 素 物 }</math><br>
次式によって計算する。
 
\[
\mathrm{TDN} = \text{可消化蛋白質} + (\text{可消化粗脂肪} \times 2.25) + \text{可消化粗繊維} + \text{可消化可溶無窒素物}
\]
 
[[脂肪]]と蛋白質については一定の[[エネルギー補正]]をおこなっている。


[[脂肪]]と蛋白質については一定の[[エネルギー補正]]をおこなっている。<br>
飼料の[[栄養価]]をあらわす単位として、日本ではもっとも広く用いられている。
飼料の[[栄養価]]をあらわす単位として、日本ではもっとも広く用いられている。



2024年4月8日 (月) 10:04時点における最新版

可消化養分総量
読み かしょうかようぶんそうりょう
英語表記 total digestible nutrients
英略字 TDN

可消化養分総量(かしょうかようぶんそうりょう)は、飼料エネルギー価を示す単位の1つである。飼料の一般成分(蛋白質粗脂肪粗繊維可溶無窒素物)の消化率をまず消化試験によって求める。次に消化率を成分含量に乗じて可消化成分含量をそれぞれの成分について求める。

次式によって計算する。

\[ \mathrm{TDN} = \text{可消化蛋白質} + (\text{可消化粗脂肪} \times 2.25) + \text{可消化粗繊維} + \text{可消化可溶無窒素物} \]

脂肪と蛋白質については一定のエネルギー補正をおこなっている。

飼料の栄養価をあらわす単位として、日本ではもっとも広く用いられている。

このページを版も含めて参考文献として引用する場合は、
日本畜産学会編. "可消化養分総量 - 畜産用語辞典." Internet: https://animalwiki.yokendo.com/index.php?curid=892&oldid=12789, 2024-04-08 [2024-11-21].
を使用してください[注 1]
https://animalwiki.yokendo.com/wiki/可消化養分総量
のようにすると、内容が変更された場合など、正しくない引用となる可能性があるので注意してください。


  1. 一例として、IEEE Citation Style GuideWorld Wide Web 形式
    Author(s). "Title." Internet: complete URL, date updated [date accessed].
    著者. "タイトル." インターネット: 完全URL, 更新日 [アクセス日].
    で記述してあります。
営利目的での利用については転載許諾申請からお問い合わせください。

以下の条件に従ってください。

  • 表示 — 適切なクレジットを表示するか、ライセンスへのリンクを提供し、変更があったらその旨を示さなければなりません。これらは合理的であればどのような方法で行っても構いません。
  • 非営利 — 営利目的でこの資料を利用してはなりません。
  • 継承 — もしこの資料を利用したり、改変したり、加工したりした場合には、あなたはあなたの貢献部分を元の作品と同じ条件で頒布しなければなりません。

上記の条件に従う場合に限り、

  • 共有 — どのようなメディアやフォーマットでも資料を複製したり、再配布したりできます。
  • 翻案 — この資料を利用したり、改変したり、別の作品のベースにしたりできます。

このサイトのコンテンツは クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 のライセンスのもとに利用を許諾されています。