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「損益計算書」の版間の差分

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Jin.kato (トーク | 投稿記録)
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'''損益計算書'''(そんえきけいさんしょ)は、どの程度の利益・損失が出たかをまとめた決算書のこと。[[貸借対照表]]が決算日の時点での財政状態を表わすのに対し、損益計算書では事業年度を通じた経営成績を示す。<br>
'''損益計算書'''(そんえきけいさんしょ)は、どの程度の利益・損失が出たかをまとめた決算書のこと。[[貸借対照表]]が決算日の時点での財政状態を表わすのに対し、損益計算書では事業年度を通じた経営成績を示す。
損益計算書で重要なのは、<br>


# 売上高(収益)<br>
損益計算書で重要なのは、
# 経費(費用)<br>
# 利益(売上高-経費)<br>


の3点である。<br>
# 売上高(収益)
企業の業績がひと目でわかるため、財務諸表のなかでもとくに重視される。<br>
# 経費(費用)
損益計算書を見ることで、その企業がどれだけ効率的に利益を上げているかを知ることができる。<br>
# 利益(売上高-経費)
なお、企業の[[総資産]]に対する[[当期利益]]の割合を示す<br>


<math>\text{総  資  本  利  益  率  } = \frac{\text{当  期  利  益  }}{\text{総  資  産  }}</math><br>
の3点である。


がよく使われ、この総資本利益率が高いほど、会社の規模に対し収益性の高い経営ができていると判断できる。<br>
企業の業績がひと目でわかるため、財務諸表のなかでもとくに重視される。
ただし、会社の[[資産]]には銀行からの融資なども含まれているので注意が必要である。<br>
損益計算書を見ることで、その企業がどれだけ効率的に利益を上げているかを知ることができる。
その場合、会社の[[負債]]を考慮せず、純粋な[[自己資本]]に対する[[利益率]]を示す<br>
なお、企業の[[総資産]]に対する[[当期利益]]の割合を示す


<math>\text{自  己  資  本  利  益  率  }=\frac{\text{当  期  利  益  }}{\text{自  己  資  本  }}</math><br>
\[
\text{総資本利益率} = \dfrac{\text{当期利益}}{\text{総資産}}
\]


という指標を使う。<br>
がよく使われ、この総資本利益率が高いほど、会社の規模に対し収益性の高い経営ができていると判断できる。
ただし、会社の[[資産]]には銀行からの融資なども含まれているので注意が必要である。
その場合、会社の[[負債]]を考慮せず、純粋な[[自己資本]]に対する[[利益率]]を示す
 
\[
\text{自己資本利益率} = \dfrac{\text{当期利益}}{\text{自己資本}}
\]
 
という指標を使う。
会社の自己資本の大半は株主資本であるため、「株主資本利益率」ともいう。
会社の自己資本の大半は株主資本であるため、「株主資本利益率」ともいう。