解凍

提供：畜産用語辞典
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解凍
読み かいとう
英語表記 thawing,
defrosting
参照 融解

解凍（かいとう）は、1）精液の解凍と2）食肉の解凍がある。
1）凍結精液を雌畜に注入する際に融解することをいう。ストロー内に凍結保存された牛精液は授精直前に30～40℃の温水中で融解する。融解の速度は融解後の精子の生存性に著しく影響する。5～20℃の水中で融解すると、35～40℃融解に比べて、融解直後およびその後の精子生存性が明らかに劣る。逆に70～90℃の高温で融解すると、高い生存性が得られるが、融解時間に注意しないと逆効果になる。ブタでは錠剤化精液が一般的で、50℃に温めた融解液中に錠剤を投入して融解する。
2）食肉の解凍は、凍結によって生成した氷結晶を溶かして水に戻し、凍結前の生肉の状態に戻すこと。解凍の際に品温が上昇するので、微生物や酵素の作用を受けやすい状態になっており、ドリップの発生も少なくないので、これらの点に留意する必要がある。解凍には静水解凍、流水解凍、散水解凍、熱風解凍、電子解凍（マイクロウェーブ解凍）、超音波解凍などの方法がある。

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日本畜産学会編. "解凍 - 畜産用語辞典." Internet: https://animalwiki.yokendo.com/index.php?curid=2649&oldid=3604, 2021-12-01 [2024-11-21].
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  1. ↑ 一例として、IEEE Citation Style Guide の World Wide Web 形式
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