「嗅覚閾値」の版間の差分

'''嗅覚閾値'''（きゅうかくいきち）は、匂いを[[嗅覚]]で感知できる最小の[[臭気物質]]濃度。ヒトの場合 <math>\textstyle{\times{10}^{-10}\text{g/cm}{^3}}</math> で表わす。匂いの有無を検知する[[検知閾値]]と、その匂いであると認知する[[認知閾値]]があり、前者は後者より個体差が大きい。閾値は臭気物質によって異なり、たとえば[[メルカプタン]]や[[硫化水素]]、[[トリメチルアミン]]などは[[アンモニア]]などに比べて閾値が低い。動物種による閾値差は大きく、[[イヌ]]の嗅覚閾値はきわめて低い。