縮小推定

縮小推定
読み	しゅくしょうすいてい
英語表記	shrinkage estimation
参照	リッジ回帰

縮小推定（しゅくしょうすいてい）は、ゲノミック評価などで用いられる一塩基多型（SNP）効果の予測法の1つとして用いられる。資源集団から得られたSNP効果の予測値を用いて選抜集団のゲノム育種価を予測する場合、訓練集団での誤差は小さいが、選抜集団での誤差が大きくなる状態（過学習）が起こる。これは、予測モデルのパラメーターについて、訓練集団のみで特徴を持つ特定のパラメーター（ここではSNP効果を表す回帰係数）の重みが大きくなることが原因である。このとき、予測モデルの特定のパラメーターが大きくなるとペナルティ（罰則項）を与えることで、パラメーターが大きくなりすぎないように調整して、選抜集団での誤差が小さくなるように予測モデルの精度を上げる推定法である。
実際には、予測モデルのパラメーターは、誤差関数を最小にすることで得られる。
誤差関数は、

${\text{誤 差 関 数 }}={\text{最 小 二 乗 誤 差 }}+{\text{罰 則 項 }}$

として表される。
縮小推定には、罰則項の違いによりリッジ回帰やLASSO回帰などさまざまな手法が提案されている。

このページを版も含めて参考文献として引用する場合は、

日本畜産学会編. "縮小推定 - 畜産用語辞典." Internet: https://animalwiki.yokendo.com/index.php?curid=1502&oldid=8903, 2022-07-25 [2024-11-21].

を使用してください。

https://animalwiki.yokendo.com/wiki/縮小推定

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