加脂
加脂 | |
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読み | かし |
英語表記 | oiling, fat liquoring, stuffing |
加脂(かし)は、なめし終えた革に油脂類を浸透させて、革繊維の分離をよくし、適度の柔軟性を保持するように仕上げ作業。加脂には油脂類を水性乳化液としてドラム中で革に吸収させる乳化加脂(fat liquoring)、液状油を革に直接塗布する引き油、液状油を直接ドラムに添加、回転して革に吸収させるスタッフィング(stuffing)、固体脂肪を加熱溶融して革に浸み込ませる天ぷら加脂などの方法がある。クロムなめし革の場合には主として乳化加脂が行われ、単に加脂というときにはこれを指す。後の3者は主としてタンニンなめし革に対して行われる。乳化加脂にはタラ油、牛脚油などの油脂に界面活性剤を混合、乳化して用いるか、それらの油脂類の硫酸化油、亜硫酸化油、リン酸化油など自己乳化性加脂剤を用いる。スタッフィングには生油、固体脂肪、鉱物油などが用いられる。
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日本畜産学会編. "加脂 - 畜産用語辞典." Internet: https://animalwiki.yokendo.com/index.php?curid=1645&oldid=2401, 2021-06-23 [2024-11-21]. |
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