リン酸カルシウム共沈殿

提供：畜産用語辞典
リン酸カルシウム共沈殿
読み りんさんかるしうむきょうちんでん
英語表記 calcium phospate coprecipitation

リン酸カルシウム共沈殿（りんさんかるしうむきょうちんでん）は、DNAを動物細胞内へ導入する非ウイルス性遺伝子導入法の1つ。DNAとリン酸を含む溶液に塩化カルシウムを加え、リン酸カルシウムとDNAの沈殿をつくり、このDNA-リン酸カルシウム複合体を細胞の食作用を利用して核内へと送り込む方法である。この方法によって初めてヒト腫瘍細胞のDNAをマウス細胞株に導入し、この細胞のガン化（身体の中の正常な細胞がガン細胞に変わること）からヒト発ガン遺伝子の検索と同定が可能となった。

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日本畜産学会編. "リン酸カルシウム共沈殿 - 畜産用語辞典." Internet: https://animalwiki.yokendo.com/index.php?curid=4110&oldid=5391, 2022-04-28 [2024-11-23].
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