じんま疹
じんま疹 | |
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読み | じんましん |
じんま疹(じんましん)は、皮膚の一部が突然に赤くくっきりと盛り上がり(膨疹 ぼうしん)、しばらくすると消えてしまう病気のこと。皮疹(ブツブツや赤み)は数十分から数時間以内に消失することが多いが、なかには半日から1日くらい続くものもある。この膨疹や皮疹は、皮膚の中の小さな血管が一時的に膨らみ、血液中の血漿が周囲に滲み出ている状態である。皮膚の血管の周りには、マスト細胞がちらばっていて、この細胞が何らかの理由で分泌顆粒(血管作動性タンパク質であるヒスタミンなどの化学伝達物質)を放出すると、血管がその成分に反応してじんま疹を生じる。ヒスタミンは皮膚の血管に働くと血管を拡張し、血漿成分を血管の外に漏れ出やすくする。またヒスタミンは痒み神経を刺激し、そのためじんま疹では痒みを伴うことになる。じんま疹を引き起こす原因としてアレルギー性のものと非アレルギー性のものがあるが、まだ原因不明のものもある。畜産物の中では肉類・乳製品・卵などの摂取でみられる。ただ、体調や食品の組合せ、食べる量などによって出たり出なかったりすることもあるので注意が必要である。じんま疹の名前は、ヒトがイラクサ(蕁麻(じんま))の葉に触れたときに、同様の皮膚症状が起こることが由来である。
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日本畜産学会編. "じんま疹 - 畜産用語辞典." Internet: https://animalwiki.yokendo.com/index.php?curid=2790&oldid=10175, 2022-09-26 [2024-11-21]. |
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