ヘンレ係蹄
ヘンレ係蹄 | |
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読み | へんれけいてい |
英語表記 | loop of Henle |
ヘンレ係蹄(へんれけいてい)は、ネフロンループのこと。腎臓のネフロンの一部を指す。近位尿細管直部の太い管に続く部分で、細管となり髄質へ向かって直行し、深部で反転して皮質へ向かい、再び太くなって遠位尿細管へと続く。ヘンレ係蹄の細管は扁平な上皮細胞で、ほとんどミトコンドリアや膜のヒダがなく、能動輸送はおこなわれない。ヘンレ係蹄の下行脚では浸透圧の高くなる髄質に向かって水分が再吸収される。逆に上行脚では皮質へ向かってNa+が再吸収される。このような対向流機序により受動的に尿は濃縮されていく。
なお名称のヘンレは、発見したドイツ人医師のヤーコプ・ヘンレ(Friedrich Gustav Jakob Henle)から。係蹄とは、縄や糸を輪(ループ)にして,その内側に動物の体の一部(蹄など)が入ると締めつけるくくり罠の中国名で、ここではループ部分の形状を指したものと思われる。
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日本畜産学会編. "ヘンレ係蹄 - 畜産用語辞典." Internet: https://animalwiki.yokendo.com/index.php?curid=4453&oldid=8687, 2022-07-12 [2024-11-21]. |
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