脱繊血
| 脱繊血 | |
|---|---|
| 読み | だつせんけつ |
| 英語表記 | defibrinated blood |
脱繊血(だつせんけつ)は、放血直後の新鮮血液を激しく撹拌し凝集してくるフィブリン(繊維素)をこし取り、凝血しなくなった血液。
1)ウシやブタの脱繊血に食塩3%、硝石(硝酸カリウム)0.2%を添加したものを食用血液と呼び、血液スープやブラッドソーセージ、タングソーセージなどの材料とする。
2)脱繊血を低温で濃縮後噴霧乾燥したものを脱繊血粉と呼び、ベニヤ板の接着剤や、食品の清澄剤に使用する。
3)脱繊血は赤血球を多量に含有し、鉄分を多く含むので、鉄剤の原料として用いられる。
4)脱繊血から赤血球を分離し、培地に加え(血液培地)細菌培養に用いる。
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| 日本畜産学会編. "脱繊血 - 畜産用語辞典." Internet: https://animalwiki.yokendo.com/index.php?curid=1972&oldid=10302, 2022-09-26 [2025-12-05]. |
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