「脱窒」の版間の差分

提供:畜産用語辞典
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'''脱窒'''(だっちつ)は、[[嫌気]]的条件下で[[微生物]]が[[硝酸態窒素]](<math>\mathrm{NO}_3^{-}</math>)あるいは[[亜硝酸態窒素]](<math>\mathrm{NO}_2^{-}</math>)を[[呼吸系]]の電子受容体として利用し、[[窒素]](<math>\mathrm{N}_2</math>)あるいは亜酸化窒素(<math>\mathrm N_2\mathrm O</math>)を生成する過程のこと。脱窒をおこなう[[細菌]]を[[脱窒菌]]という。脱窒は、[[土壌]]に[[施肥]]した窒素の損失の原因となるが環境保全の観点に立てば、[[家畜糞]]を過剰に施用した土壌や[[畜舎]][[汚水]]から窒素を除去する技術として注目されている。
'''脱窒'''(だっちつ)は、[[嫌気]]的条件下で[[微生物]]が[[硝酸態窒素]](\(\ce{NO3-}\))あるいは[[亜硝酸態窒素]](\(\ce{NO2-}\))を[[呼吸系]]の電子受容体として利用し、[[窒素]](\(\ce{N2}\))あるいは亜酸化窒素(\(\ce{N2O}\))を生成する過程のこと。脱窒をおこなう[[細菌]]を[[脱窒菌]]という。脱窒は、[[土壌]]に[[施肥]]した窒素の損失の原因となるが環境保全の観点に立てば、[[家畜糞]]を過剰に施用した土壌や[[畜舎]][[汚水]]から窒素を除去する技術として注目されている。


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2023年9月28日 (木) 09:35時点における版

脱窒
読み だっちつ
英語表記 denitrification

脱窒(だっちつ)は、嫌気的条件下で微生物硝酸態窒素(\(\ce{NO3-}\))あるいは亜硝酸態窒素(\(\ce{NO2-}\))を呼吸系の電子受容体として利用し、窒素(\(\ce{N2}\))あるいは亜酸化窒素(\(\ce{N2O}\))を生成する過程のこと。脱窒をおこなう細菌脱窒菌という。脱窒は、土壌施肥した窒素の損失の原因となるが環境保全の観点に立てば、家畜糞を過剰に施用した土壌や畜舎汚水から窒素を除去する技術として注目されている。

このページを版も含めて参考文献として引用する場合は、
日本畜産学会編. "脱窒 - 畜産用語辞典." Internet: https://animalwiki.yokendo.com/index.php?curid=5233&oldid=12710, 2023-09-28 [2024-11-21].
を使用してください[注 1]
https://animalwiki.yokendo.com/wiki/脱窒
のようにすると、内容が変更された場合など、正しくない引用となる可能性があるので注意してください。


  1. 一例として、IEEE Citation Style GuideWorld Wide Web 形式
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