「蒸発残留物」の版間の差分

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'''蒸発残留物'''(じょうはつざんりゅうぶつ)は、[[汚水]]や[[汚泥]]中の固形物量を示す指標のこと。試料を蒸発乾固した後、105℃で乾燥したときに残留する物質をいう。単位はmg/L または mg/kg。<br>
'''蒸発残留物'''(じょうはつざんりゅうぶつ)は、[[汚水]]や[[汚泥]]中の固形物量を示す指標のこと。試料を蒸発乾固した後、105℃で乾燥したときに残留する物質をいう。単位はmg/L または mg/kg。
蒸発残留物を600℃で1時間強熱灰化して揮発する[[有機物]]を強熱減量、残った[[無機物]](灰分)を強熱残留物という。<br>
したがって、蒸発残留物は強熱減量と強熱残留物の和であらわされ、また考え方を変えれば、[[浮遊物質]](SS)と[[溶解性物質]]の和でもあらわされる。<br>


<math>\begin{align}\text{蒸 発 残 留 物 }&=\text{強 熱 減 量 }+\text{強 熱 残 留 物 }\
蒸発残留物を600℃で1時間強熱灰化して揮発する[[有機物]]を強熱減量、残った[[無機物]](灰分)を強熱残留物という。
&=\text{浮 遊 物 質 }+\text{溶 解 性 物 質 }\end{align}</math>
 
したがって、蒸発残留物は強熱減量と強熱残留物の和であらわされ、また考え方を変えれば、[[浮遊物質]](SS)と[[溶解性物質]]の和でもあらわされる。
 
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\begin{align}
\text{蒸発残留物}&=\text{強熱減量}+\text{強熱残留物}\
&=\text{浮遊物質}+\text{溶解性物質}
\end{align}
\]


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[[Category:し|しょうはつざんりゅうぶつ じょうはつざんりゅうぶつ]]
[[Category:し|しょうはつざんりゅうぶつ じょうはつざんりゅうぶつ]]

2025年3月11日 (火) 09:03時点における最新版

蒸発残留物
読み じょうはつざんりゅうぶつ
英語表記 total solids
英略字 TS

蒸発残留物(じょうはつざんりゅうぶつ)は、汚水汚泥中の固形物量を示す指標のこと。試料を蒸発乾固した後、105℃で乾燥したときに残留する物質をいう。単位はmg/L または mg/kg。

蒸発残留物を600℃で1時間強熱灰化して揮発する有機物を強熱減量、残った無機物(灰分)を強熱残留物という。

したがって、蒸発残留物は強熱減量と強熱残留物の和であらわされ、また考え方を変えれば、浮遊物質(SS)と溶解性物質の和でもあらわされる。

蒸発残留物=強熱減量+強熱残留物=浮遊物質+溶解性物質

このページを版も含めて参考文献として引用する場合は、
日本畜産学会編. "蒸発残留物 - 畜産用語辞典." Internet: https://animalwiki.yokendo.com/index.php?curid=3704&oldid=12816, 2025-03-11 [2025-03-18].
を使用してください[注 1]
https://animalwiki.yokendo.com/wiki/蒸発残留物
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  1. 一例として、IEEE Citation Style GuideWorld Wide Web 形式
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